
- 受付時間
- 平日可
インタビュー
依頼者に感動してもらえるレベルの仕事を
事務所設立の経緯を教えてください。
弁護士登録してから複数の法律事務所で経験を積み、弁護士7年目にあたる2022年1月に独立して現在の事務所を開設しました。
小学生の頃から経営者になることが夢で、弁護士になると決意してからは、自分の事務所を持つと決めていました。小学校の卒業アルバムには「夢は弁護士、経営者」と書いていました。
事務所の理念を教えてください。
自分自身に課している行動規範が2つあります。1つは、お客様を感動させるレベルの仕事をすることです。料理店で例えるなら、「美味しかった」で終わる料理ではなく、「また食べたい」と思ってもらえる料理を提供すること。次につながる満足度の高いサービスを提供することを心掛けています。
もう1つは、「鬼や阿修羅と化す」ことです。本来の私の価値観は、中立的な視点を重視するのですが、弁護士は一方当事者に尽くす仕事です。依頼者のために「鬼と化し、修羅と化す」ことをマインドセットとして取り入れています。
規模感と影響力の大きい企業法務に関わる面白さ
企業法務に注力する理由をお聞かせください。
父親が経営者であったため、企業の成長過程を内側から目にしてきました。その経験から、経営に関わることが興味の中心にありました。
幼少期から、「経営のためには何が必要か」ということを常に考えていました。例えば、中学生の時に部活を選択する際にも、「将来、優れた経営者になるためにはどのようなスキルや経験が必要か」という観点から実は検討していました(もちろん周りには言っていませんでしたが)。
企業法務には、ダイナミックさや緊張感、期待感などの要素があると感じています。このような仕事に関わることは非常に興味深く、やりがいを感じることができます。経営と法律が交差する領域で、企業が成功するために貢献できることに喜びを感じます。
具体的には、どのような場面でやりがいや面白みを感じていますか。
企業の法律問題は、経営のプロセスやフェーズに応じて多様な問題が発生し、その解決に手腕を発揮することが求められます。この過程で、状況に応じた戦略を練り、実行することが、非常にやりがいのある部分です。
また、企業法務は、私の判断や提案がクライアントに与える影響が大きい点も特殊だと感じています。例えば、能力不足や協調性の不足によってうつ病になった社員への対応は、当該社員だけではなく、企業全体の労働環境や組織文化にも影響を及ぼすことがあります。さらに、その企業がサービスを提供している顧客に与えるイメージも考慮しなければなりません。
クライアントの組織内部に留まらず、顧客や市場全体にも影響を与えることを考えて方針を立てることは、企業法務ならではのやりがいであり、おもしろさだと思います。
企業法務の中でも、得意とされている分野を教えてください。
労働事件を得意としています。残業代請求や解雇、人事異動、営業秘密保護、ハラスメントなど、多岐にわたる労働問題に取り組んでいます。
日本の労働法は労働者を強く保護する側面を持ち合わせています。企業側が労働問題に直面した際、自社の判断で誤った対応をすると、不利な状況に立たされる可能性があります。そのリスクを避けるためには、弁護士が介入して的確な法的アドバイスと解決策を提供することが重要です。
以前、複数人の従業員に対して懲戒解雇処分を行った企業から相談を受けたことがあります。立て続けに解雇したため、解雇の正当性が問われることになり、不当解雇として大きな損害を被る可能性がありました。しかし、私が入って適切な法的手続きや交渉を進めた結果、金銭的な被害やイメージの損傷を回避することができました。
たとえ正当な理由があったとしても、法律に則って適切な対応をしなければ、結果的に被害を受けるのは企業です。労働事件における経験と知識を活かし、企業のサポートを行っています。
弁護士に相談するメリットは経済的合理性を図ること
企業法務を手掛ける上で、心掛けていることを教えてください。
経営合理性を重視することです。物事は、必ずしも0か100かの二者択一ではありません。経営者の視点や組織の健全性を考慮しながら、被害を最小限に抑える解決策を提案します。
また、依頼者の満足度を重視しています。雇用主が従業員の解雇を決断する際、そこには様々な理由や思いが含まれています。依頼者の複雑な感情を理解し、共感した上で、最善の解決策を提案することが、クライアントの満足度を高めることに繋がると考えています。
企業法務を弁護士に相談するメリットについて教えてください。
経済的な合理性があると思います。紛争が発生した際、弁護士を代理人に立てることで、支払う賠償金が減る可能性が高まります。また、紛争相手との交渉などを自分たちで行うと、通常の業務にかける時間が削られたり、ストレスを抱えたりすることになりますが、弁護士に依頼することでそれらを回避できます。
弁護士費用を気にする方も多いと思いますが、問題解決に取り組む時間の生産性が失われることを考えると、弁護士に費用を支払って全面的に対応を任せる方が合理的だと思います。
事務所の特色や強みを教えてください。
2点あります。1つは交渉に強いことです。私は交渉を行う際に、メールや手紙、電話で済ませるのではなく、直接会うようにしています。実際に会うのと会わないのとでは、結果が異なるからです。
文章の解釈は人それぞれなので、曲解してしまう可能性があります。また、声だけでは相手の表情がわからず、心理を読み取ることができません。直接顔を見て話すことで得られる情報は多く、円滑な解決のために重要だと思っています。
もう1つはスピード感です。2人のお師匠さんから徹底的に鍛えられました。直近のお師匠さん(ボス)からは、クライアントから相談を受けた際には3時間以内に回答するように教えられ、そのことを意識して経験を積んできました。
トラブル発生の報告を受けたら、その日のうちに書面を作成して相手方に会いに行く。このようなスピード感を持って業務に取り組むことが、強みだと自負しています。
最後に、企業法務の悩みを抱えている方や弁護士への相談を検討されている方へメッセージをお願いします。
いきなり顧問契約を結ぶというのは、きっと抵抗があるかと思います。まずは気軽にご相談いただき、弁護士と契約することでどのようなメリットがあるのか、どのようなサービスを受けられるのかを聞いていただけたらと思います。
当事務所の料金設定は、一般的な法律事務所と比べてリーズナブルだと思います。はじめは試用期間のつもりでご利用いただいても結構です。実際に当事務所のサービスを体験していただき、信頼を築いていけたらと考えています。
顧問弁護士として、お客様のニーズに合った柔軟なサポートを提供します。私たちと一緒に問題を解決し、より良い未来を築いていきましょう。お気軽にご相談ください。